こびとさん大切にしてる?
夜中にこびとさんがバグを直してくれた、気づかないこと・わからなかったことをそっと教えてくれた、考えもしなかったヒントをくれた、といった経験ありませんか?なんで自分はこれわかっちゃったんだ?なんでヒントがひらめいちゃうんだ?という感覚。
「内田樹の研究室」の内田先生がそんなこびとさんについて語ってます。
私たちが「問題」として意識するのは、その解き方が「なんとなくわかるような気がする」ものだけである。
なぜ、解いてもいないのに、「解けそうな気がする」のか。
それは解答するに先立って、私たちの知性の暗黙の次元がそれを「先駆的に解いている」からである。
私たちが寝入っている夜中に「こびとさん」が「じゃがいもの皮むき」をしてご飯の支度をしてくれているように、「二重底」の裏側のこちらからは見えないところで、「何か」がこつこつと「下ごしらえ」の仕事をしているのである。
どうやらわれわれの知性というのは「二重底」になっているらしいということに思い至る。
私たちは自分の知らないことを知っている。
自分が知っていることについても、どうしてそれを知っているのかを知らない。
私、以前SEの仕事をしていたんですが、こびとさんに助けてもらったことが何度かあります。「知識の二重底」とはなかなかいい言葉ですね。
スランプというのは「自分にできることができなくなる」わけではない。 「自分にできること」はいつだってできる。
そうではなくて「自分にできるはずがないのにもかかわらず、できていたこと」ができなくなるのが「スランプ」なのである。
それはそれまで「こびとさん」がしていてくれた仕事だったのである。
自分が意識している自分だけがすべてではない、というのは確かにそうかもしれません。自分のなかにいるこびとさんがちゃんと働いてくれるよう、自分のリズムを整えながら生活したいものですね。
[ こびとさんをたいせつに - 内田樹の研究室 ]


















